ダッチオーブンを導入するか、どれがいいのか？と迷っている方向け。
キャンプ最適調理器具。スキレット、鉄板、中華鍋と色々ありますが、導入をちょっと迷うのがダッチオーブン。キャンプの特別感を演出する最高のギアですが、お手入れ・大きさ、重さ…、ちょっと面倒くさそうと迷う方が多いのも事実。
結論から言うと、ダッチオーブンはキャンプを盛り上げ、便利にするソロキャンパーには最高のギア。是非ともソロキャンプに導入してキャンプをさらに楽しんじゃってください。
- ダッチオーブンって、本当にいる？
- お手入れが面倒くさいらしい…キャンプで面倒くさいのは嫌！
- ダッチオーブンで何ができるの？
ダッチオーブン メリット
大きくて重いにも関わらず、キャンプにダッチオーブンを連れていく人が多いのはそれを凌ぐメリットがあるから。
①キャンプ感をMAXで満喫できる！
出典： アマゾン
キャンプの醍醐味の１つは、非日常を楽しむこと。自宅キッチンで焚き火料理は難しく、満天の星空を見るのも富士山の日の出を見るのも難しい。
②ダッチオーブンだからこそできる料理がある
ダッチオーブンは蓋が重く密封性に優れ、食材の水分だけで旨味をギュギュッと閉じ込めた調理が可能。蓄熱性を活かしてじっくり火を通す料理も驚くほど簡単に美味しくできちゃいます。
③実は何でも作れる頼れるやつ
煮物には鍋、炒めるにはフライパン、焼くなら鉄板。キャンプにはやりたい料理の数だけ調理器具を持っていく必要がありますが、実はダッチオーブン１つあればどんな調理でも対応可能。この万能性が、ダッチオーブンはソロキャンプにこそ最適と言われる理由。しかも、高い蓄熱性でしっかりゆっくり熱を通し、いつもより美味しくなります。
ダッチオーブン デメリット
ダッチオーブンにはメリットが盛り沢山。キャンプを必ず楽しくしてくれるんですが、気になる点があるのも事実。確認していきましょう。
①お手入れが大変
導入をためらうのは、ここではないでしょうか。ダッチオーブンは一般的には鋳鉄製。ちゃんとお手入れしないとすぐに錆が出てしまいます。
もしも錆びたら？
万が一錆が出たとしても問題ありません。ダッチオーブンの錆はたわしで取る！以上です。使うたわしは２種類。たわしでゴシゴシする際も絶対に洗剤は使いません！
メインで使うのは亀の子たわしです。ゴシゴシするとダッチオーブンに傷がつきそうで心配ですが、亀の子たわしの原料はヤシなのでダメージはさほど心配ありません。
それでも取れない頑固な錆は金たわしを使います。
②大きく重い
２つ目のためらいポイント。大きくて、重いところ。
ダッチオーブン おすすめキャンプ飯
ダッチオーブンを使って、キャンプで簡単に作れて美味しいおすすめの料理をご紹介します。誰かに振舞いたくなる「ザ・キャンプ飯」が簡単に作れます。
①ローストビーフ・チキン・ポーク
キャンプ＝美味しいお肉。炭で焼く肉、鉄板で焼く肉も美味しいですが、ダッチオーブンでローストする肉もまた絶品。ほぼ全てのご家庭でフライパンで肉を焼けますが、オーブンはちょっとハードルが上がりますね。「キャンプだからこそ」料理の代表格。
- 蓋に炭をおいても上下で温度差があります。２度ひっくり返すとムラなく仕上がる！
- 仕上げでしばし寝かせ、肉汁を内部に閉じ込める！
- 玉ねぎは必ず入れるべし！玉ねぎがご馳走になります！
②無水カレー
ダッチオーブンの得意技の１つが密封性を活かした無水調理。水を一切使わない、野菜の水分のみで作るカレーは素材の旨味だけでできており、いつものカレーとは比較にならない旨味が凝縮。野菜の甘みが強く出るのが特徴で、濃厚なカレーが好きな方は是非試してください。
- 野菜から水分を取るために、弱火でじっくり！
- トマト・玉ねぎの甘みが強く出るので、ルーは辛めをチョイス！
- 投入する野菜により水分量が異なるので、辛味・ルーを足せる準備を！
ご家族で作る場合、お子様用に甘めな味付けにしつつ、こちらのスパイスで辛味を足すのがおすすめ！
③手作りパン
ダッチオーブンを使えば、キャンプで美味しい焼きたてのパンが楽しめます！パン好きな方にはもちろん、普段パンをあまり食べない方にこそ俄然オススメ。なかなか焼きたてホヤホヤのパンは食べる機会はないので、キャンプの特別感がさらに高まります！
- キャンプ飯ですが、パンだけは軽量マスト！
- 蓋の上にも炭！下から上からじっくり加熱。火加減大事！
- 前日、自宅で仕込みがベター！
④焼豚
ダッチオーブンで作る焼豚は、肉に脂分が残りしっとりジューシー。そして肉の中に旨味がしっかりとしみ込みんでいます。さらに、冷めてもしっとりジューシーで美味しさが変わりません！ぜひ一緒に作って欲しいのが「煮卵」！肉の旨味と煮汁のしみ込んだ卵はダッチオーブンならではの美味しさ。
- まずは焼き色がつくまで肉を焼きます。いきなり煮込むのは×！
- 弱火で１時間じっくり煮込む。30分で上下ひっくり返してムラなく！
- コーラを使うと簡単に奥深い味に！
⑤ダッチベイビー
ドイツ生まれ、アメリカ育ちのダッチベイビーは、シュー生地のような？クレープ生地のような？パンケーキのような？不思議な食感とおいしさが魅力。本来スキレットをオーブンで熱して作るものですが、出来る子ダッチオーブンがあればその雰囲気をキャン場で再現可能！
出典：goodspress.jp/howto/110829/3
- ダッチオーブンをしっかりプレヒート！
- 焦げ付かないようバターはたっぷり。底・側面に満遍なく馴染ませます
- 炭を蓋にもおいて、焼き時間が15分程度
⑥焼き芋
出典：happycamper.jp/_ct/17475939/p2
焼き芋は焚き火で作れますが、ダッチオーブンだと石焼き芋が作れます。焼き芋屋さんのヤツです。石の持つ遠赤外線効果でゆっくりとさつまいもを加熱することで、甘みが引き出されます。いつもよりも１UPな仕上がりになります！
- 蓋に炭を乗せて、上下からじっくりやんわり熱を入れる！
- 蓋を少し開けて、水分を逃がすとホクホクな仕上がり！
- 熱に弱い石もあるので専用の石を使うべし（繰り返し使えます）！
ダッチオーブン 選び方
簡単に、ダッチオーブンの選び方を確認しましょう。前提として、炭を置ける形状の蓋があることはマストです！
素材
代表的なところでは、蓄熱性に優れる鋳鉄製と錆びない・洗剤で洗えるステンレス。どちらを選ぶかは好みにもよりますが、ダッチオーブンのメリットを最大限教授できるのは鋳鉄製ですが、お手入れハードルが下がるステンレスも魅力的。
大きさ・重さ
ソロキャンプ おすすめ ダッチオーブン６選！
機能、見た目、大きさとソロキャプに最適、使い勝手のいいダッチオーブンをご紹介。大きさは全ておすすめの8インチです。
①ロゴSLダッチオーブン
造りが良く、蓋の密封性が高いと評判なのがこちら。鋳鉄製ですが面倒なシーズニングが不要で、ざっと水洗いしてすぐに調理に入れます。蓋に炭も置けますし、見た目も「ザ・ダッチオーブン」でカッコいい！IH対応構造でご家庭でも使えます。
②ユニユレーム UFダッチオーブン
１枚の鉄板から作られ、熱伝導が良く全体をムラなく加熱。料理がとても美味しく仕上がります。ユニフレームのダッチオーブンは「黒皮鉄板」製。錆びにくく、割れにくく、急加熱・冷却にも強い、とっても扱いやすいのが特長。ユニフレームを代表する名品です。IH対応でご家庭でも使用可能！
③SOTO ステンレスダッチオーブン
ステンレス製のお手入れいらずのダッチオーブン。もちろんシーズニングは不要。汚れたら洗剤を使ってガシガシ洗えますし、ありがたいのは夜料理が余ってもそのまま保管、朝温め直しも可能。お手入れ不要な楽チンダッチオーブン！勿論ご家庭でも使用可能！
④ペトロマックス ft3-t
最大の特長は無骨でカッコ良さがだだ漏れのところ！サイズはインチ表示でありません。ソロであればFt３がジャストかと（Ft１はちょっと小さい）。重みがしっかりあって密封性、蓄熱性も抜群！しっかりお手入れして仕上げていきましょう！
⑤キャプテンスタッグ 角型ダッチオーブン ミニ
角まで使える四角いダッチオーブンが、驚きの低価格！大きさに迷うところですが、「ミニ」をおすすめします。メスティンを一回り大きくしたサイズ感。B６君などソロ用グリルとシンデレラフィット！蓋裏面は焼肉グリルとして使用可能。表面凹凸が脂を落とし美味しく焼けます。
⑥スノーピーク コロダッチ オーバル
シンプル可愛いデザイン、流石の性能・造りのソロ用ダッチオーブン。スノーピーク独自の素材シリコン耐熱塗装を施したダクタイル鋳鉄製。非常に軽量で女性でも扱いやすいです。レタス半分が入る大きさで深さもあり、炊き込みご飯やスープなど幅広く対応。蓋の裏面は3mm厚の凹凸加工で、肉や魚の余分な油を落としきれいな焼き目をつけられます。
出典：snowpeak.co.jp/products/CS-500R
まとめ
ダッチオーブンは、が、焼く・煮る・炒める・燻製・オーブンと１つで何でもできる万能調理器具。錆に弱いため、使用後は熱した後に油を塗るというお手入れが必要ですが、ソロキャンプは時間がたくさんあります。焚き火を眺めながら愛用のギアのお手入れ、それもまた楽しいのではないでしょうか。
ソロキャプンプをさらに楽しいものにするため、ぜひぜひ導入を検討してみてください！
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