大好きなキャンプのこと、気になることについて書いています。

冬キャンプをより楽しむため、薪ストーブと石油ストーブはどちらがベストか。薪ストーブ、石油ストーブのメリットとデメリットを比較しながら、冬キャンプの最強暖房機器を考えましょう。

1.結論! 薪ストーブか石油ストーブどっち?

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最初に結論です。全ての方にベストな答えはなく、キャンプの過ごし方やキャンプスタイル、好みによって異なります。選択を誤ってしまうと買い替えになるので、最初に確認しておきましょう。

  • 冬は外で焚き火よりも暖かいテントの中で過ごしたい
  • 設営や、薪をくべる、灰を掻き出す作業が苦にならない
  • コストよりも満足度、かっこ良さを重視したい
  • 手軽に簡単に扱いたい
  • キャンプだけでなく、家でも使いたい
  • コストパフォーマンス高く楽しみたい

キャンプスタイルや重視するポイントによって、使いやすい、居心地の良さが変わってきます。ご自身はどちらかなと簡単にイメージしてください。

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なんとなくイメージしていただいたら、詳しく見ていきましょう!

2.なぜ冬キャンプは楽しいのか?

薪ストーブにしても、石油ストーブにしても冬キャンプをしなければ不要。お金もかかるし、積載量も増えます。最近は石油ストーブの使用が禁止されているマンションもちらほら。年数回の冬キャンプのために家で保管するスペースも必要です。

そもそも冬キャンプって楽しいの?
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最初に冬キャンプの楽しさをご紹介します!

①星が綺麗!

冬は星が綺麗というのは良く聞く話ですが、これは本当です。2つの理由から冬の星空は綺麗なんです。

空気が乾燥している

1つ目の理由は、空気が乾燥しているから。空気中の水蒸気に光が反射すると見通しが悪くなるんです。冬は乾燥して湿度が低いため、空気に透明感が出ます。

極端な例ですが、霧が出ると視界が悪くなるのと同じです。

残照の影響を受けにくい

キャンプ場で夜中トイレに行く時、星が綺麗でびっくりしたことありませんか?

太陽が沈んでも、空には雲などに照り映った光が残っています。これを「残照」と言います。「残照」の影響で、太陽が沈み夜になっても本当に真っ暗になるには時間がかります。冬は早く日が沈むので、起きている間に「真っ暗」な状態になり星がさらに綺麗に見えるんです。

 

②冬キャンプは虫が少ない!

虫が苦手な方も多いと思います。夏の夜にはランタンに集まったり、蚊やブヨに噛まれるという被害もあります。

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夏の夜、トイレには虫が集まっていて、恐々用をたすことも。。。
冬はゼロではありませんが、ほぼ虫がいません。虫嫌いなあの人も冬なら一緒にキャンプができるかも、しれません。

③暖かい食べ物が美味しい!

冬のキャンプ、寒い環境で食べる暖かい料理は最高に美味しいです。鍋物、おでん、シチューにカレー。冷えた体を美味しく温めてくれます。

豚汁、ビーフシチュー、キムチ鍋が冬の定番です。

 

2.薪ストーブのメリット

出典: GO OUT WEB

薪ストーブの魅力、メリットをご紹介します。素敵が溢れています。キャンパーの憧れは伊達じゃないです。

①カッコイイ!ロマン満載な冬の王道スタイル

テント内からニョキっと出る煙突、モクモク出る煙。キャンパーにとって薪ストーブは憧れです。暖房としての機能はこの後ご説明しますが、まずはなんといってもかっこいいんです。

出典: campic.net/31153

 

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キャンプ時間を存分に楽しんでる感じがなんともいえずカッコイイ!

②圧倒的暖かさ

薪を燃やして暖をとる薪ストーブは石油ストーブや電源サイトの電気系暖房と比べて、熱量・暖房効果が桁違いです。石油ストーブの2〜3倍とイメージしてください。一般的な石油ストーブが6〜8畳を暖めるとされるので、薪ストーブでは12〜20畳くらいを暖めます。

真冬、外は0度でもテント内は半袖ということも可能

 

③遠赤外線効果

薪ストーブは遠赤外線の輻射熱で体を温めます。この輻射熱というのは、体の表面を温めるのではなく皮膚から深い部分まで入り込み体を芯から温めてくれます。そして、暖かさが持続します。陽だまりで温まる、日向ぼっこをするようなイメージです。

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体の芯からポカポカってやつです。

④1/fゆらぎ 炎の揺らめき

「炎の癒し効果」を感じることができます。癒しの秘密は「炎のゆらぎ」です。この揺らぎは「1/fゆらぎ」と呼ばれていて、人間の鼓動と同じリズムが同じなので、リラックスできると考えられています。

焚き火の炎をずっと見続けられるのはこのためかも。

 

3.石油ストーブのメリット

石油ストーブもキャンプでは大活躍。石油ストーブがあれば冬キャンプがぐっと楽しくなります。

①家庭用灯油ストーブは不向き、タンク一体型ストーブを選ぶ!

石油ストーブには、タンク一体型とタンク別型の2つがあります。一般的に家庭用ストーブの主流はタンク別型です。このタンク別型は運搬時に必ず灯油がこぼれます。毎回運搬時にタンクを空にすればいいのですが、非常にめんどくさいです。キャンプで石油ストーブを使用するのであれば、すこお値段は高いですがタンク一体型を強くおすすめします。

めんどくさいと結局使わなくなります。

②手軽で取り扱いやすい

石油ストーブは薪ストーブに比べてコンパクトで、取り扱いが楽です。本体一つで即点火できるので、テントの中や朝食の際でもすぐに暖をとれます。薪ストーブと違い火力や薪の状態をチェックするなどの手間がかからないののも魅力

 

③コスパがいい

薪ストーブと石油ストーブ。ランニングコスト、燃料代を比較すると圧倒的に石油ストーブのコスパが高いです。加えて、燃料である灯油をガソリンスタンドやホームセンターで簡単に購入できることも大きなポイントです。

 

③自宅でも使える

薪ストーブはキャンプでしか使えませんが、石油ストーブは家の暖房機器として使えます。家のものとキャンプギアを兼用できると経済的ですし、何より保管場所に困りません。

 

4.薪ストーブのデメリット

薪ストーブは見た目もカッコ良くて、暖かくて、癒されてと良いところが満載です。一方でデメリットも存在します。

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キャンパー全員が薪ストーブを導入していない。やはりデメリットはあります。

①薪ストーブはかさばる

薪ストーブはかさばります。本体が大きいことと煙突も必要になります。特に車の積載は問題。ただでさえ、冬は荷物が多くなります。そこそこの積載できる車がないと連れて行くことさえ困難。

車への積載が大変だと持っていかなくなります。家で保管が可能かも含めて、事前確認です!

②薪ストーブはコスパが悪い

本体の値段というよりもランニングコスト、薪にお金がかかります。

冬キャンプで10時間ストーブ使用とすると、1回のキャンプで薪は6〜8束、4,000〜6,000円程度必要です。これが石油ストーブなら700円程度でしょうか。薪ストーブのコスパは悪いですが、焚き火はキャンプの最大の楽しみ!薪代は気にしない!という方も多いと思います。

薪無料のキャンプ場もあります。冬はそこを狙うのもいいかもしれません。

 

5.石油ストーブのデメリット

石油ストーブにもデメリットがあります。購入前には必ず知っておいてください。

①一酸化炭素中毒の危険性

薪ストーブは煙突を使って燃焼ガスを外に排出しますが、石油ストーブはそれができません。定期的に換気するか、空気の流れを確保することが必要です。最近のテントは換気機能であるベンチレーションがしっかりと機能しますが、それだけでは不十分だと思って、必ずテントの上部と下部で空気が流れるようにちょっとファスナーを開けておきましょう。

一酸化炭素チェッカーは過信せず、補助的なものと感がましょう!
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僕はテントの上部下部を少し開けて、一酸化炭素チェッカーは2個使用します。

 

②灯油の取り扱い

石油ストーブを使用する際は、灯油を専用のケースに入れて車で運搬します。これが、気をつけていてもこぼしちゃうんです。自然発火する危険性は低いですが、独特の匂いがキツイです。気分が悪くなったり、車に酔ったような症状になることもあります。

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何度もやって家族から大ブーイングを浴びました。匂いが完全に抜けるのに1週間かかりました。

 

6.薪ストーブおすすめ3選!

ここからは、数ある薪ストーブの中からおすすめをご紹介します。

①テンマクデザイン ウッドストーブサイドビュー

炎のゆらぎを見れる窓が正面、左右の3面あります。これは嬉しい。

そして、耐久性抜群の高品質ステンレス304使用。フラットになるバタフライ型ステンレス足でコンパクトな収納も可能。至れり尽くせりの超人気モデル。

今買うなら大本命!

②(ジーストーブ)Gstove 薪ストーブ

こちらは、今の薪ストーブブームを作った名品。使用者も多く、買って間違いなし。

機能はもちろん申し分なし、何と言っても魅力はデザイン。丸みを帯びた可愛いデザインは冬キャンプのサイトレイアウトの主役に文句なしです。

③(ウィンナーウェル)Winnerwell ノマドビュー 薪ストーブ

正面と大きなサイドの窓から炎を見れます。脚はワンタッチで収納可能と簡単設計もポイント高し。ステンレス304でハードユースにも耐えられるタフな造り。

天板で調理できるのは当たり前、なんと付属のウォータータンクを煙突部分にセットしてお湯が沸かせます!沸いたストーブ背面にぶら下げて保温までできる優れもの。

標準搭載の煙突・スパークアレスター・火格子・炭落とし用スクレーパーは、すべてストーブ内部に収まり、ケースに入れて持ち運び可能。タフでクオリティの高いおすすめの逸品。

 

7.石油ストーブおすすめ3選!

キャンプで使用するのであれば、タンク一体型の一択。おすすめ3モデルです。

これ以外にも人気モデルはありますが、あまりにも入手が難しいものは省きました。

①トヨトミ 対流型石油ストーブ RL-250

通称レインボーストーブです。外筒の特殊ガラスコーティングにより、燃焼中は炎の輪が七色に輝きます。40Wの明るさがあり、照明代わりにも。冬の夜うっすらと灯る7色の暖かな灯り。冬キャンプを盛り上げる主役ギアです。

ランタンをイメージした形がキャンプにぴったり。他にも白やグレーといったカラーバリエもあります。

某超大手メーカーへ OEM提供しているストーブとしても有名ですね。

②アルパカストーブ

軽量で、大きめハンドル付き取り扱いが簡単。火力が強く、燃費も良い。冬キャンプをする方なら必ず知っている超人気のストーブ。天板の上で簡単な調理や、シェラカップでホットワインなどお籠もりキャンプにもぴったり!

コンパクトで家での収納も楽です。ヴィンテージ風のレトロなデザインが可愛い!

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愛用中!買ってよかったギアの一つです!

③スノーピーク グローストーブ KH-100BK

キャンプギアでも火を扱うものは信頼できる品質が重要です。となれば、信頼のスノーピーク。

デザイン、色合い、取り扱いの良さ、そして機能。スノーピークの名を冠して世に出ているものに不安はありません。価格は高価ですが、シックなデザインはリビングで使用しても全く問題なし。所有欲を満たす逸品です。

 

まとめ

薪ストーブと石油ストーブ、どちらが良いといいうのはありません。キャンプスタイルや好みにぴったりとはまるものを探してみてください。

火を扱うギアは正しく使用方法を理解して、正しく使う必要があります。また、多少高価でも信頼できる品質のものを必ず選んでください。安全安心を買えるなら安いものです。今回お勧めした6アイテムはいずれも頼れるヤツ。

最高のパートナーを手に入れて冬ッキャンプを楽しみ尽くしましょう!

 

冬キャンプを楽しむための最適テントをご紹介。ぜひご覧ください。

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