AIとか、宇宙旅行とか、空飛ぶ車とか。2030年には様々な面白いことが起こるようです。遠い未来の絵空事ではなく、もう現実が確実視されている近未来、一緒に覗いてみませんか?明日誰かに話したくなるくらいワクワクしますよ。
テスラCEOイーロン・マスクの盟友でシンギュラリティ大学創立者の一人、「世界の偉大なリーダー50人」にも選ばれたピーター・ディアマンディス著『2030年すべてが「加速」する世界に備えよ』をご紹介。
2030年までのこれから10年間で、今までの100年分の変化が起こると言われています。
・2007年に最初のiPhone発売。以降スマホは劇的に進化、世界を変えてきました。
これらの10倍の変化がこれからやってくるんです。これからどんなことが起きるのかを知って、これからの人生設計に備えましょう。ワクワクが始まりますよー。
1.なぜ100年の変化が10年で起きるのか?
今までも、社会はテクノロジーの変化によって劇的に変化してきました。ところがこれから10年の変化は100年の変化に相当するとしています。この理由を筆者は「コンバージェンス(融合)」が進歩にもたらす破壊力という表現を用いて説明します。コンバージェンスとは進化するテクノロジー、例えばAIが量子コンピュータなど他の進化するテクノロジーと融合するとそれぞれの発展を加速し、破壊的な進歩をもたらすとしています。すごいの同志でどんどん凄くなるんですね。
2.テクノロジーの未来
①車の未来
2030年にはほぼ全ての車が完全自動運転になると言われています。アップルは2024年に自動運転の車を発売すると宣言していますし、グーグルやソニーも自動運転の車の開発を進めています。
さらに、空飛ぶクルマがやってきそうです!2019年までに1,000億円が25社以上に投資されていて、トヨタも400億円を投資しています。デロリアンがやってきますよー。
②どこでもドア誕生、移動の未来
2030年には東京〜大阪は24分で移動できるようになるかもしれません。
これは新しい移動手段「ハイパーループ」が登場するからです。ハイパーループはテスラCEOイーロン・マスクが手がける事業で時速1,200kmで移動できる車両です。これによって広島に住み東京に通勤、休みの日は仙台でランチ!なんてことが現実となるのです。
さらに、イーロン・マスクは「スターシップ」という時速28,000kmで移動する、所謂宇宙船を乗り物にすることを考えているようです。なんと、2,030年までには現実になる、とも。これによって、ランチで東京のナポリ出身のシェフが作るピザではなく、ナポリのピザを食べに行くことが可能となります。そうです、どこでもドアがもうそこまで来ています。
③買い物の未来
まず、店舗から店員さんがいなくなります。これはアマゾンが展開し話題となった[Amazon Go」がありましたが、これが第一段階。
次の段階は、僕たちは自分で商品を選ばなくなります。AIが劇的に進化を遂げて、AIが毎日の食材の注文、キッチンペーバーの補充、病院の予約までを行ってくれるようになります。
④エンタメの未来
3.医療の未来
4.仕事の未来
将来、なくならない仕事
- クリエイティブな仕事(デザイナーなどの創作活動)
- 人間同士の関わりが必要な仕事(芸能人、営業、カウンセラー)
- AIを生み出す、コントロールする仕事(AIエンジニア、データサイエンティスト、プログラマー)
未来では、AIエンジニアやプログラマーといった仕事が断トツで収入が高いと言われています。理由は社会の大部分が機械、コンピュータで動くようになるため、それを生み出す、管理する人は絶対に必要となるためです。今のうちに備えておきたいですね。
5.食料の未来
2030年、人間が料理することはなく料理はロボットが行います。AIが僕たちの食事風景を観察、表情の変化などから100%好みにあった料理を提供してくれます。こちらの世界は楽しい未来が待っていそうですが、「食料」という切り口で見ると未来の世界は穏やかではありません。
現在食料の40%が手付かずの状態で廃棄されています。飢えている子供が世界中にいるのにも関わらずです!この食料の問題で一番の無駄と言われているのが牛肉。牛肉1kg作るのに水が1万5000リットル必要です。牛は世界に15億頭いて、この牛のために世界の水が75%使われていて、食肉女児工場が世界の温室ガスの約15%を排出しています。牛肉を作るのは環境への負荷が極めて大きいんです。
このような無駄をなくすために、2030年には培養肉が食べられるようになります。この技術により牛の数を増やすことなく牛肉を食べることができるようになります。地球に優しくなれるということ。
6.大移動が起きます
ここからは、2030年よりも先の話となります。2050年には多くの人が移民になる可能性があります。これは温暖化による水没と干ばつが原因と予測されています。2050年までに地球の温度は4度上昇するという研究結果が発表されています。これにより7億人が住んでいる都市が水没すると言われる一方、温度上昇による乾燥と干ばつに苦しめられる都市が発生。新しい生活地を求めて7億人の大移動が起こると言われています。
それだけではなく、2050年にはほぼ全ての人が都市に住むようになります。もう田舎はなくなります。特に人口減の日本ではインフラのコスト減のためにもなるべくコンパクトに集中して人を集約したいと考えるから。田舎暮らしができるのもあと少しです。
いかがでしたでしょうか。『2030年すべてが「加速」する世界に備えよ』。
2030年、世界は劇的に変化します。環境問題など僕たちが真剣に取り組まなければいけない大切な問題はありますが、未来は僕たちの想像を遥かに超えるワクワクに満ちているようです。この本は400ページ以上あり、内容はなかなかややこしいですが、多くの示唆に富んでいます。叶うものもあれば叶わないものも。
バックトウザフーチャーでデロリアンがタイムマシンになったのは2015年。残念ながら僕たちはタイムマシンをまだ手に入れていません。テクノロジーの進歩の先にはワクワクすることがたくさん待っていそうです。2030年一緒にびっくりしましょう!
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